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2010年9月23日

ハンス再会&フローニゲン散策

ハンスの家はフローニゲンの中心に程近い便利な場所にありました。7月中旬にロシアのアルタイ地方で出会って以来の嬉しい再会です。身長200cm以上ののっぽなハンスと、身長142cmのおちびな青山の凸凹コンビ結成!!

実はロシアで出会ったときは路上で二言三言交わす程度しか出来なかったのですが、よくよく話を聞いてみるとかなりディープなお方です。ここ4年連続、毎年のようにBMWのバイクでロシア~モンゴルを往復しているというだけでもビックリなのに、御歳なんと63歳。しかも30代の頃にはホンダのオフローダーでアメリカ大陸を横断、中南米を経てブラジルまでツーリング経験あり。ひえ~。

それだけではありません。ハンスは筋金入りの理系マンで、学校で物理を教えたのち独学でプログラマに転身し、今でもバリバリ現役で絶賛コーディング中。63歳のプログラマって初めて見た!かっこいい!

さらに語学も堪能で、フリージア語、オランダ語、ドイツ語、英語の4ヶ国語を完璧に使いこなし、他にもスペイン語、フランス語、トルコ語などもいけます。最近では4年前から毎日1時間はロシア語を勉強し、今ではロシア語だってペラペラです。何度も言いますが63歳です。すごいなあ、こんな人生もあるんだなあ。

実は私が来たら泊まれるようにと、大掃除をしてまるまる一部屋あけてくれたそうで恐縮です。さらにその日、近所の美味しいピザ屋さんに連れて行ってくれて、特大ピザをご馳走してくれました。美味しかった~。

「今まであちこち旅をしていろんな人々のお世話になったからね。せめて自分の国に居る時は旅人をもてなす側になって、少しでも恩返しをしたいと思っているんだ。」

うう、ありがとうハンス。私も日本に帰ったら、その心を見習いたいと思います。(涙)

翌日はフローニゲンの中心街へお散歩。僅か徒歩15分で歴史あふれる中心街へ到達です。途中には目を奪われるような美しい運河がいくつもあり、ボートハウスが浮かんでいます。これはすごい。ボートだけど完璧に家として機能してる。さすがに船好きの北欧でもここまで居住性を優先した船は見なかったなあ。(オランダはこういうボートハウスが多いらしい)

街の建物はどこも全てレンガ造りで、あえて塗装はせずにレンガそのものの色合いを大切にしています。そのため街全体がまとまりのある暖かい色合いです。カラフルに塗り分けられていた北欧とはだいぶ違う雰囲気かも。

さらに驚いたのは、建物だけでなく歩道や道路にまで美しくレンガを敷き詰めているという事。どう考えてもアスファルトの方が工事がラクに決まってるんですけど、そこをあえてレンガ造りにする美意識がすばらしい。特に道路にレンガを用いるには凸凹が許されませんから、かなり熟練が必要な作業だと思われます。オランダ人て几帳面なんだなあ。

「そこのカフェで友達と待ち合わせているんだ」と案内して貰ったのは、街角のお洒落なカフェ。テラス席でこれまたクリームたっぷりのホットショコラをいただきました。カップの上に山盛りのホイップクリームを載せるのがオランダ流?すごーく美味しいんですけど!


ハンスとお友達(これまたハンス)はビールとおつまみで歓談中。私が同席しているため、2人ともオランダ語ではなくわざわざ英語で会話してくれてます。北欧もスゴイと思ったけど、オランダもマルチリンガルな人が多くてビックリです。

それにしてもなんだかハンスにご馳走して貰ってばっかりで申し訳ない。せめて明日からはキッチンでお料理させて頂きます。いろいろお世話してくれてありがとう、ハンス。




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