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2010年9月5日

ワゴンRのATF漏れ修理

ここまで元気よく走ってくれていたワゴンRですが、実は東京を出発する前からオフロードセンターにて軽微なATF漏れを指摘されていました。でも滲む程度だったので、焦って修理する程ではないと判断してそのまま出発した青山です。

しかしノボシビルスクのAVTOMIRで車両点検して貰った時、その事がバレて「オイルシールを交換しないとダメです」と言われてしまいました。しかし現地に部品がなかった為にオイルシール交換は見送り。そのまま無事にサンクトペテルブルグに着いたわけですが、ミーハいわく。。。

「このオイル漏れは絶対にロシアに居る間に直さなくちゃダメだ。ヨーロッパに入ったら、誰も日本製の右ハンドル車なんか診てくれないぞ。ジェーニャ(叔父さん)が、ネットでワゴンR用のオイルシールを注文してくれたから、それが届いたらSAITAMAで交換して貰おう。」
うん。確かに今後、右ハンドルが原因で難儀しそうな予感はする。ひとつお言葉に甘えて、部品到着を待つか。。。

。。。って、3日で届く約束だったオイルシールが届くのに1週間かかった事は、個人的に予想通りだったので別に驚きませんでした。そんな所がロシアらしくてハラショーです。(´ー`)
わざわざ部品入手を代行してくれたジェーニャにお礼を言って、ミーハと2人で再びSAITAMAへゴー!

出迎えてくれたのは、日本語ペラペラのイヴァンさん。事情を話すと、さっそくワゴンRを持ち上げて問題の箇所をチェックしてくれました。「うーん、確かにここから漏れてますけど、本当にオイルシールが原因かどうかはまだ何とも言えませんね。でもとりあえず新しいのと交換してテストしてみましょう」

まず、古いATFを全部抜いて、左タイヤを外して、シャフトも外して、初めて見るトランスミッションの部品。これをさらに分解して、内部に付着してた糊の跡を全部こそげ落として。。。うわああ、オイルシール交換って思ったより大手術だったんだ。こんな気軽にお願いして良かったのかしら。(0_0;)

それでも、あれよあれよという間にオイルシール交換は終了。だけど、安心するのはまだ早い。。。宙吊りのワゴンRに乗ってエンジンをかけ、Dレンジに入れて100km/h位までタイヤを空転させてテストします。面白~い、こんな事して走行中の状態を再現できるんだ。しかし、テストが終わってみると、イヴァンさんもミーハも浮かない顔。

「残念ですが、オイルシールの問題じゃなかった。部品を繋ぐボルトの隙間からオイルが漏れているようです」「ええっ、でもAVTOMIRでオイルシール交換が必要って言われたんですけど」「あそこは何でも機械で診断します。でも人間の直感に勝るものではありません。。。さっき、問題のボルトに密封剤を塗っておきました。20分経って硬化した頃にもう一度テストしてみましょう」

うおおおおオイルシール交換必要なかったのか~。何の為に一週間も待ったんじゃ~。(^^;)
でもイヴァンさん流石だなあ、ボルトのかすかな隙間からのオイル漏れを見逃さないなんて。天下のAVTOMIRも、ここまでは気づかなかったという事か。SAITAMA、サイコー!!

そして再度エンジンをかけ、100km/hの模擬テスト。。。。

するとニッコリ笑顔のイヴァンさん。「もう大丈夫ですよ!オイル漏れは止まりました」
ぃやったあぁぁぁぁ!!!

※これから右ハンドル車両でロシア横断してサンクトペテルブルグを目指す方は、是非ともロシア最後のメンテナンスにSAITAMAを訪れる事をオススメしたいと思います。詳しい所在地と連絡先はこちらのエントリをどうぞ。

だけど。。。だけど。。。ワゴンRが治ったって事は。。。
これ以上、サンクトペテルブルグに留まる言い訳が無くなってしまいました。(T_T)

明日、出発せねばなりません。

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