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2010年8月20日

モスクワ寿司パーティ

モスクワ(Odintsovo)では、ターニャの友達のサーシャ夫妻のお宅でお世話になりました。なんとサーシャは電通グループのモスクワ支社で働いていて、つい最近東京まで出張に行っていたそうです。こんな所で日本の話題で盛り上がるとは思いませんでした。旦那さんのバユンはサハリン出身で、ミーハやアレクサンドルの古い友達でもあります。2人とも26歳のラブラブカップルです。

彼らの家でいろいろと日本の話をしていたら「ナオコはもちろん寿司を巻けるわよね?」とサーシャ。ええ!? 寿司ですか! こ、これは意外な展開に。ていうか日本米はあるの?米酢は?海苔は?と、いろいろ聞いたら、全てスーパーで手に入るらしい。恐るべし、モスクワ。

ちなみにここ数年、ロシア中でなぜか寿司が大ブームらしく、大都市圏ではあちこちにSUSHI屋があります。ただ、ロシアでSUSHIといえば日本では見たことも無いような巻き寿司(?)が主流。写真を見るとご飯が海苔の外側に巻いてあったりして、日本人の私から見るとかなりエキゾチックな食べ物なんですが。。。

実際にスーパーに行くと"SUSHI MEAL KIT"なる箱が約1000円ほどで売られていて、日本米、米酢、海苔、醤油、ワサビまでオールインワン。すっげー、こんなキット初めて見た。さらに2人は、寿司ネタにスモークサーモンの切り身とカニスティックとキュウリをチョイスしていました。まあ、巻き寿司だから何でもアリでいいかな。

しかし彼らの家に炊飯器なんかあるわけなく、当然ながらナベで米を炊かねばなりません。日本人代表の私が米当番になりましたが、マジ緊張です。なんとか無事に米が炊けても、今度は酢飯の味付けがイマイチ分からない。酢と砂糖と塩を混ぜて寿司独特の繊細な味を表現せねばなりませんが、キットのロシア語の説明を読んで貰うと「好みで適当な量を混ぜればよろしい」と恐ろしくアバウトな表現あるのみ。
大丈夫なのかロシア人。一体どんな味の寿司を食べているのか大変心配ですが、多少の失敗は大目に見てもらえそうで少し安心しました。

ここまで準備できると、サーシャとバユンは慣れた手つきでどんどん海苔巻きを作っていきます。見ると、当たり前のように海苔にサワークリームを塗っています。おおお海苔とサワークリーム!なんてエキゾチックなんだ!そして酢飯の上にスモークサーモンとカニスティックとキュウリを乗せて一丁上がり。なんか本格的な感じです。

そして2人はひるむことなくワサビを醤油に投入し、東京みやげのお洒落な箸を使って器用に寿司を楽しんでいました。私も一緒に頂きましたが、ロシア寿司はとても美味しかったです。まさかモスクワで日本食に出会えるとは思わなかったのでちょっと感激。

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