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2010年7月31日

ロシアのUSBモデム最高!

エカテリンブルグでもうひとつ革命的だったのは、K1200RSさんにモバイル用のUSBモデムを譲って貰ったことです。最初はUSBモデムと言われてもピンと来なかったのですが、これを自分のPCに挿すだけでロシア中どこでもモバイル環境になると知った時には驚愕でした。なにいぃ~!ロシアにそんな便利なものがあったのか!(((゚゚Д゚゚)))

これは日本のイーモバイルと同じようなサービスです。ただ日本の場合、最初の接続デバイス購入で2万円前後、面倒なクレジットカード契約、そして月々最低でも5000円からの定額費用がかかるわけで、とても通りすがりの外国人が気軽に手を出せる代物ではありません。当然ながら、ロシアでも同じくらい高価で面倒なサービスであろうと思って、全然選択肢に入れていなかったわけですが。。。

「ロシアでは最近、携帯キャリア各社が値下げ競争をやっていて、USBモデムなんかも安く手に入りますよ」とのこと。私はBeelineという会社のUSBモデムを譲って貰ったのですが、他にもMTSという会社のUSBモデムも同じくらい簡単に手に入るようでした。その後、MTSのパンフレットを手に入れたので、一例として紹介してみたいと思います。(Beelineの課金体系とは異なります、ご了承ください)

MTS USB Modemの概要:
・USBモデム本体は790RUB(約2400円)で購入できる。非常にリーズナブル。
・携帯電話と同じSIMカード方式。購入と同時に特定の電話番号が付与される。
・最初にSIMカードのアクティベーション番号の入力が必要。
→手持ちの携帯に挿して番号を入力しても良いし、PC上でソフトキーボードを使っても可能。
・USB ModemをPCに挿すと自動的に接続ソフトがインストールされ、すぐにネット接続できる。
・プリペイド残高は専用ソフトで確認可能。または携帯にSIMカードを挿して確認する。

MTS USB Modem課金方法:
・支払い方法は携帯電話と同じ。ロシア中の街角の入金装置でいつでも現金で入金できる。
・サービスはパケット従量課金/月毎の定額課金から選択可能。
・パケット従量課金の場合、接続速度は最大3.6MB/秒固定でパケット量に応じて課金。
(100MB迄=150R、200MB迄=190R、250MB迄=250R、500MB迄=350R、1000MB=450R)
・定額課金の場合、接続速度によって月額料金が異なる:
(最大128KB/秒=月額390R、最大512KB/秒=月額690R、最大3.6MB/秒=月額1190R)

購入手順は携帯電話と全く同じなので、外国人の場合もおそらくパスポートとレジストレーションが必要だと思われます。街中あちこちにMTSもしくはBeelineなどの代理店の看板があるので、最寄りの店に入って必要な身分証明を提示すれば買えるはず(たぶん)。

※追記: 2013年、サハリンでUSBモデム購入情報頂きました。レジストレーション不要だそうです。また従量課金ではなく3ヶ月自由に使えるプランも出来たようです。詳細はこちら

というわけでUSBモデムを譲って貰ってからは、ネット環境が革命的に向上しました。何しろ、人っ子一人いない平原にクルマを停めて休憩している時にもネット接続ができるようになったので(電波さえあれば)。お陰様で、いちいち都市でネットカフェ(大体1時間100R前後)を探す手間が省けるようになったし、自分のノートPCを直接ネット接続できるため日本語の読み書きに不自由することもなくなりました。

ロシアのUSBモデムが凄いと思うのは、なんといってもロシア全土をカバーしているという事実が驚きです。この広大なエリアを、リーズナブルな価格でモバイルできると最初から知っていれば。。。。あああああ無知って本当に高くつくなあ(T_T)

何にも知らずに旅していた私に、この素晴らしいデバイスを快く譲って下さったK1200RSさんに心から感謝なのです。有難う御座いました!

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2010年7月30日

K1200RSさんと"黒ナイフ"

さあ私も出発するぞー!と思ったその時に、携帯に着信が。なんと、BMWでロシア往復ツーリング中のK1200RSさんでした。偶然にもエカテリンブルグに滞在中との事。これは何としてもお会いせねば!!K1200RSさんには、去年からメールでいろいろアドバイスを頂いていた関係で、もしロシアで機会があれば、ぜひともお目にかかりたいと思っていました。

お互い携帯で連絡を取り合いつつ、さっそくエカテリンブルグ郊外で待ち合わせをして感動の初対面!うわーすごい、ロシアで日本人に会えるなんて嬉しい~。こんな記念すべき日に出発なんかしてられません。というわけで迷わず、エカテリンブルグにもう一日滞在することにして、K1200RSさんが泊まっていた郊外のガスチーニッツァ(宿)に移動する私。

と、そこにロシア人ライダー2人組が登場。。。ホンダゴールドウィングのデンと、そのガールフレンドのターニャ。「日本から来たんだって?それならエカテリンブルグを案内するよ。俺達についてきて」って、えええ~!?今会ったばかりなのに、どうしてそんなにフレンドリー?ライダー同士、出会えばいつでも友達になれるのは世界共通みたいです。K1200RSさんに感謝!

我々日本人2人ワゴンRに乗って、デンとターニャの後についていきました。街中でバイクを追うのは大変だったけど、なんとか中心街へ到着(ああ怖かった)。お陰様で金色に輝く壮麗な教会へと案内して貰うことができました。この教会は美しくてとても巨大。しばし言葉を失いつつ、ポカーンと教会を眺めていたりして。エカテリンブルグって意外と見所が多いなあ。

するとデンが「今日は暑すぎる。俺達はこれから30km離れた湖へ泳ぎに行くけど、君達もどう?一緒にスイカでも食べない?」との嬉しいお誘い。確かに外気温は40℃くらいあって、日なたに立っているだけで体力を消耗しそう。またもワゴンRで2人の後を追って、エカテリンブルグ南30kmの村へ(実は私だけかなり道に迷ったけど)。。。そこで果物をどっさり買って、4人揃って湖畔でのーんびり。みんなで泳いだり、K1200RSさんと積る話に花を咲かせたりして、思いがけない展開を満喫しました。

帰り際、それまでTシャツ一枚で走っていたデンが革ジャンを着たとき、ふと背中に黒いナイフが刺繍してあるのに気づいた私。「デン、もしかして黒ナイフの人なの?」「そうだよ。俺は黒ナイフ(チョルニー・ノージュ)だよ。」

実はプラトンに教えて貰ったのですが、エカテリンブルグにはいくつか伝統的なライダーズクラブがあり、その中でも最も歴史があり尊敬されているクラブが"黒ナイフ"なのだそうです。彼らはただバイク乗りであるだけでなく、ボランティア活動や慈善事業にも積極的に携わっており、ライダー以外の人々にも一目置かれているとのこと。。。(ライダーが尊敬される社会があるなんて驚きです)

まさか目の前のデンが、その黒ナイフのメンバーだったとは。大きなゴールドウィングをまるで原付のように軽々と乗りこなし、駐車場でブレーキオイルの交換までやってしまう彼を見て、ただ者ではないと思ってはいましたが。。。

そんなわけでこの日は本当に盛りだくさん。今回は自分はライダーじゃないけれど、K1200RSさんのお陰でロシア人ライダーの世界を少し垣間見ることが出来たし、エカテリンブルグが思い出深い滞在になって満足です。

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2010年7月29日

初めて携帯にお金を追加

エカテリンブルグでは、他にも懸案だった用事を済ませることができました。
まずは携帯の問題。。。ここへ来るまでの間いろんな人と通話したので、300Rあった携帯の残金があっという間に消失。「ねえ、携帯にお金を追加したいんだけど、どうすればいいの?」「簡単だよ。とりあえずバス停にいこう。」「バス停!?」

ロシアの街中には、あちこちバス停があります。たいてい、屋根つきのベンチの横にタバコや新聞などを売ってるキオスクがあるので、すぐにそれと分かります。そして、そういう場所には自動払込スタンドが設置してある事が多く、プリペイド式携帯のお金もその機械を使えば簡単に入金が可能です(他にもスーパーの入り口、市場、売店、Cafe内など、人が集まる所に多く設置してあります)。とりあえず手順は以下の通り。

1.画面のメニューから自分の電話会社を選ぶ。(MTS, Beeline等)
2.自分の携帯の電話番号を入力する。(絶対に番号を間違えないように)
3.追加したい金額を紙幣挿入口に投入。(今回は500R追加)
4.数分待つと携帯に入金確認の連絡メールが届いて入金完了。

うわー、思ったより全然簡単な仕組みだー。これなら自分ひとりでも、いつでも気軽に携帯のお金を追加できるぞ。ヨカッタヨカッタ。最初は不便だったロシアも、慣れてくると意外と便利かも。。。


※追記:ロシアの携帯はこのようにどこでも簡単に携帯料金を入金する事ができて便利ですが、通話料金は高いので(※後述)、友達同士のやりとりはSMS(テキストメッセージ)送信が安くてお勧めです。相手の電話番号さえ分かれば簡単にメッセージ送信できます。

なお通話料金ですが、最初にSIMカードを購入した街から離れるに従ってローミング代金が適用されるため、遠くへ旅するほど通話料金が高くなる仕組みです。私のSIMカードはノボシビルスクで入手したものなので、モスクワやサンクトペテルブルグなどでは通話料金はかなり割高に。ちなみにミーハは、拠点となる街が変わるたびにSIMカードを買い換えていました。(その度に電話番号が変わるので大変!?)


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エカテリンブルグでの再会!

まさかエカテリンブルグでミーハ達に会えるとは思っていなかったけど、運良く2人に再会できました!エカテリンブルグにはアレクサンドルのお兄さんのプラトンが住んでいます。2人とも1000kmの道のりを僅か2日でヒッチハイクし、プラトンの家でしばらくのんびり過ごしていたそうです。(同じ道のりを6日もかけて移動した私って一体。。。)

「ナオコ遅すぎだよ。君もクルマ売ってヒッチハイクしたほうがいいんじゃない?」と軽口をたたくアレクサンドルですが、なんとなく2人ともここで私を気遣って待っててくれた気がします。ちょっと嬉しい。

そのあと夕涼みに散歩に出かけ、英語堪能なプラトンに街の中心街を案内して貰ったりして素敵なひとときを過ごしました。エカテリンブルグ中心街はとても洗練された町並みで、いままでのロシアのイメージがちょっと覆ったかも。。。川面に映る夜景とか、路地に飾られた銅像とか、お洒落な花壇とかベンチとか。おおお、ロシアにもこんな世界があったのか。

■ヴォロネジ行き決定
そしてもうひとつはルートの問題。。。ここエカテリンブルグまでは、ほぼ一本道の幹線道路で来ることが出来るのですが、ここより西側になると山のように選択肢があります。地図を見ると、北西のペルミ経由がサンクトへの一番の最短距離のように思えます。だけど、プラトンに相談したら「ペルミ方面は最近橋が落ちて復旧工事中だからイマイチだよ。南回りでウファを経由したほうが道は良いんじゃないかな」とのこと。おお、それは思いつかなかった。

さらにミーハが「僕らは明日、また別々にヒッチハイクしてヴォロネジへ発つよ。ヴォロネジに僕の姉さんのターニャが住んでて、ナオコ大歓迎だって言ってるから来ない?」と一言。実はここまでの道のりでターニャには大変お世話になっていて(今まで泊めて貰った所は殆どターニャの紹介)、彼女にはぜひとも会いたいと思っていました。しかも、ヴォロネジへの道のりはまさにウファ経由(チェルヤビンスク→ウファ→サマーラ→ペンザ→タンボフ)が最短距離だったので、これでほぼ自動的にヴォロネジ行き決定です。

だけど良く見ると、私のロシア全図にはエカテリンブルグからウファまでの道路が載っていません。。。orz
「君ったら、なんて古い地図を使ってるんだ。これじゃヴォロネジまで行くのは無理だよ。ちゃんとした最新の道路地図を買った方がいい」と、アレクサンドルがバスで本屋まで連れて行ってくれて、初めてロシア全国道路地図 (Атлас автодорог, アトラス・アフトダローグ)をゲット(遅いよ)。おおお、すごく細かく道が載っている。素晴らしい!これさえあればどこでも行けるぞ!
。。。ていうか逆に、よく今までこんな紙っぺら1枚の地図でここまで来れたなぁ~、と我ながら感動したりして。(´ー`)




■ミーハ&アレクサンダー再びヒッチハイク
そんなこんなで、プラトン夫妻のお宅に2晩ほど泊まらせて貰って楽しく過ごしたのですが、翌朝ミーハとアレクサンドルが「僕らはもう出発するよ」と早朝に荷造り。巨大バックパックを担いでさっさと出発してしまいました。えええ、もう行っちゃうの~!? (ていうか彼らは1週間も過ごしてたのだから当たり前か。。。)

共働きのプラトン夫妻のお宅に一人で残るのも何だか申し訳ない感じだったので、私も同じ日にエカテリンブルグを出発することにしました。次は2000km離れたヴォロネジで無事に2人に再会できるかどうか!? うん、でもたぶん私が一番ビリなんだろうな。(´ω`)


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2010年7月27日

エカテリンブルグ迄のまとめ

オムスクを出発したあと、チュメニ経由でエカテリンブルグを目指しました。オムスク~チュメニ間は約600km、そしてチュメニ~エカテリンブルグ間は約330kmあるので、合計すると1000km近い距離になります。地図で見ると近所なのに、意外と遠い。。。


■7/26 オムスク~Krutinka (約200km)
前にも少し書きましたが、オムスクからチュメニ方面に向かうにはM51ではなくR402という道に乗り換える必要があります(M51を真っ直ぐ行くとカザフスタン国境に行ってしまいます)。R402は湿地帯らしく、GARMINで見ると小さな湖が水玉模様のようにたくさん表示されて非常に面白い地域なのですが、残念ながら道路沿いから見える湖は殆どナシ。うーむ、飛行機で空から見てみたい。

オムスクを出てしばらくは、マジで村も何もない一本道で、GSやCafeすら殆どない状況にちょっとビビりました。(東シベリアほどひどくはないので、ガス欠の心配はないですが。。。) 200km離れたKrutinkaの村のあたりでやっと、立派なCafeとGSがあってトラックが沢山停まっていたので、泊まるならここしかない!と、駐車場の隅っこで車中泊。外気温は25~30℃位でとても快適。

■7/27 Krutinka~Omtinskoe付近 (約300km)
Krutinkaの朝は11℃とバイカル湖並みの寒さ。午後は西日がきついですが、それでも29℃としのぎやすい気温でした。オムスク~チュメニの中間にIshimという町があるのですが、ちょうどここを通過する時に、行く先の空が真っ白に濁っているのが見えました。東の空は真っ青に透き通っているのに、西の空は雨模様でも湿気があるわけでもないのに白く不透明です。

こんな不思議な空は初めてだと思いながら、白い空のエリアに突入したら、なんと道路沿いのあちこちで森が燃えているではありませんか。その煙が何本も立ち昇っていて、空を白く覆っていたのだと分かりました。自然発火による森林火災だと思いますが、人里はなれた森林地帯のあちこちで一斉に燃えているため、とても人の力で消火できるものではありません。
(この日はOmtinskoe付近の大きなCafe宿で車中泊。スーパーまで併設されてて、やっと野菜や果物が買えました。幸せ~)

■7/28 Omtinskoe~チュメニ通過~エカテリンブルグ (約450km)
エカテリンブルグまではのんびり行こうと思っていたのですが、ミーハとアレクサンドルから電話あり。「ナオコー、どこにいる?僕らは2日前にエカテリンブルグに到着してるんだけど。え?まだチュメニに着いてない?遅いなあ。待ってるから早くきてね!」えええ!?ちょ、待ってるとかって勝手に言われても。エカテリンブルグまだ超遠いんですけど。

でも、再会は無理だろうと思っていた2人から連絡があって嬉しくなった私は、ちょっと頑張って沢山走ってみました!残念ながらGARMIN City Navigatorにチュメニの市街地図は入ってなかったのですが、心配しなくてもR402はチュメニの南側をバイパスしていて、看板を頼りにエカテリンブルグ方面のR351へスムーズに乗り換え可能です。

気がついたら夜8時(まだ全然明るい)に無事エカテリンブルグ到着!アレクサンドルのお兄さんのプラトンが、ミーハとタンデムでCB400で駆けつけてくれました!カッコイイー!その後の詳細はまた後ほど。。。

■チュメニ以西は白く濁った空
今回の移動中、ずっと気になっていたのが空の色。。。どこまで行っても真っ白で視界が悪いんですけど。。。チュメニ周辺は工業地帯で大きな工場がたくさんあります。もしかして工場の煙で空が真っ白に!? いやしかし、いくらなんでも広大なシベリアの空が東京より視程が低いなんてあり得ない。。。謎は深まるばかり。。。

その後、各方面から頂いたメールによって、ロシア西部が記録的な猛暑(連日40℃超)による大規模な森林火災に見舞われて非常事態宣言が出されていたことを知りました。あまりにも火災の範囲が広く、大量の煙によってロシア西部の空が全体的に白く濁っているとのこと。この広いロシアの空を真っ白にしてしまう程の森林火災って一体。。。し、信じられない。

モスクワ周辺の大都市圏(ニズニノヴゴロド、リャザン、ヴォロネジ等)でも、飛び火で焼け落ちた住宅多数だそうで、避難勧告が出たり、道路封鎖されたり、大変な事になっているようでした。もはや人力で消し止めるのが不可能なレベルだという事は空の色をみて納得。さすがロシアの自然現象、スケールでかすぎです。。。

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2010年7月26日

長距離ドライバーの宿事情

このへんでちょっと、移動中の寝泊りや食事などの情報を整理してみようと思います。
ロシアに来て驚いたのは、格安で安全に車中泊しながら移動できる環境が非常に良く整っている事です。幹線道路のあちこちにカフェ(КАФЕ)と呼ばれる食堂があって、多くのドライバーが休憩しています。まるで路上のオアシスのようなカフェですが、以下のような役割を担っています:

■食堂としてのカフェ(КАФЕ)
カフェは、その多くが24時間営業している頼もしい食堂です。メニューは、ボルシチなどのスープ類、サラダ、パン類、ご飯もの、肉料理、ポテト料理や目玉焼きなどの軽食などなど、いろいろなロシア料理が楽しめます。
ちなみにボルシチは一杯45R前後(150円程度)と激安で、パンを添えるのが普通です。ガッツリ食べたい人はご飯ものや肉料理を注文すれば200R位でお腹いっぱいになると思います。


■スタヤンカと車中泊
カフェ(КАФЕ)にもいろんな規模がありますが、駐車スペースに長距離トラックがびっちり埋まっているようなカフェは確実に車中泊できます。カフェの駐車スペースは無料であることも多いですが、柵がある場合は有料のスタヤンカ(駐車場)となります。スタヤンカには必ず柵と24時間の見張りがついているので非常に安全です。一晩の料金は70R前後(210円程度)が相場で、50R~140Rくらいの幅があります。

もちろん激安であげたければカフェの無料の駐車スペースで寝泊りするのが一番ですが、そういう公共スペースではなんとなく人目が気になって、暑い日にドアを全開にする気分になれません。40℃を超すような暑い日は、なるべく有料スタヤンカの隅に駐車させてもらって、ドア全開にして涼みながらのんびり過ごすのが好きな青山でした。


■ガスチーニッツァ(宿)
ちゃんとした部屋に泊まりたければ、安宿も沢山あるから大丈夫です。大体2階建てのカフェ(КАФЕ)だとガスチーニッツァ(гостиница)が併設されている事が多いです。道路沿いのガスチーニッツァだと値段は500R前後(1500円程度)が相場で、立地や設備によって300R~700Rくらいの幅があります。部屋はベッドとTVがあって、割と快適に過ごせます。(シャワーやトイレは共同です)

ただし、安く泊まれるのは幹線道路沿いのガスチーニッツァだけで、ロンプラに載っているような大都市の駅周辺などは同じガスチーニッツァでも恐ろしく高いです。決して設備が良いわけでもないのに、安いところでも普通に1000R~3000Rくらいして鼻血ブー。路上の宿と街中の宿のあり得ない価格差に私も最初は戸惑っていましたが、よく考えたら長距離トラックの運転手がわざわざ市街地に泊まりに来る理由がないというのが価格差の理由だと気付きました。というわけで、「安く泊まりたければ、トラックドライバーのいる所へ行け!」が合言葉です。


■トイレについて
それ以外の重要な施設としてはトイレ(туалет:トゥアーリェット)があります。特にシベリアではトイレ事情が悪く、確実にトイレがあるのはカフェだけと言っても過言ではありません。田舎のカフェでは屋外にボットン式のトイレがあって、こちらは無料。ただし、清潔さは期待できないかも(想像を絶する状態のトイレ多し)。。。小奇麗なカフェでは屋内に清潔なトイレがあったりしますが、シベリアでは綺麗なトイレは大体が有料です。入り口におばさんが座っていて、10~15Rを支払うと「これっぽち?」と思うようなトイレットペーパーの切れ端を渡してくれます。(なのでMyペーパーは必須です)

ロシアもオムスクより西側に来ると、割と清潔なトイレが無料で使えるようになります(ただしMyペーパーはどこでも必須)。カフェだけでなく、GSやスタヤンカにまで公衆トイレがあるので、トイレの心配から解放されるのが嬉しいです。


■有料シャワー
そのほかに道中で助かるのはシャワー(душ:ドゥシュ)を単独で使わせてくれるカフェ宿かも知れません。宿に泊まると共同シャワーが無料で使える所も多いようですが、中には宿代とシャワー代が別になっている施設もあります。値段は大体100R~150R位が相場。シャワーだけ浴びさせて貰って、あとは車中泊するというのもアリなのが嬉しい。

※チタ郊外のカフェ宿で一度だけ「シャワー無料」という珍しい所がありました。当然ながら食事もせずにシャワーだけ浴びていくドライバー多し。出来たてのカフェだったので、もしかしたら客寄せのために無料にしてたのかも!?


■有料バーニャ
多くのカフェ宿ではシャワーの他にも有料のバーニャ(ロシア式サウナ)を併設していたりします。たまたま猛暑だったので、わざわざバーニャで汗をかく必要がなかったため素通りしてたのですが、冬場はきっと非常に頼もしい存在ではないかと思います。相場は不明ですが、1時間150Rと書いてあったカフェ宿があったので、シャワーよりちょっと高いくらいでしょうか。

。。。。と、このように様々な機能を備えたカフェ(КАФЕ)が、幹線道路沿いのあちこちにあります。事前に宿泊地をプランニングしなくても、夕方ごろにドライブに疲れてきたら「次に見つけたカフェ宿で休もう」。。。といような気軽な感じで車中泊できるのは嬉しい限りです。

※ただ、ツーリングライダーの場合は、カフェ併設のガスチーニッツァ(宿)に泊まったほうがいいかも。柵のある有料スタヤンカで交渉すればテントを張らせて貰うことが出来ます。でも間違って無料の公共駐車スペースにテントを張らないように。。。森や草原でのキャンプは虫がすごいのと、治安がイマイチなのでソロの方にはおすすめしません。

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2010年7月25日

輝くロシアの30代

実はノボシビルスクを出発する時、セルゲイさんが「オムスクに着いたら、私の友達の家に泊まらせて貰うといい」と言って、とある電話番号を教えてくれたのです。えー、会った事もない人にいきなり泊めて貰うなんて失礼じゃないかなあ。でも、ミーハなんか「初めて会う友達の友達」にガンガン電話しまくって泊めて貰ってた事を思い出し、よーし私もやってみよう!と、セルゲイさんのお友達に初の電話。

待ち合わせの番地を教えてもらい、GARMINのナビを頼りにオムスクの中心街へ。。。そこで出会ったのは3人の同世代のマスコミ業界人でした。さ、さすがセルゲイさんのお友達、フツーじゃない。まずオムスク屈指のTVプロデューサー、ナイル。ロシアから一歩も出た事がないというのに英語ペラペラな美女のナターシャ。そして快く泊めてくれた愉快なジャーナリストのリーザ

ロシアのTV業界でプロデューサーとして活躍するには、TVとは全然関係ないような雑用も含め、ありとあらゆるジャンルの経験に精通しなければならないそうです。「ナイルはオムスクで最も成功しているプロデューサーの一人なのよ」と、ナターシャ。ふとナイルを見ると、39歳とは思えない若々しさで「TVの仕事なんて全然儲からないけど、僕はこの仕事が大好きなんだ。毎日とても楽しいよ」と一言。うわー、なんて爽やかな人なんだろう。私もいつかそんな台詞を言える人になりたい!

実はこの日の晩、ナイルの幼なじみのリーザのフラット(集合住宅)に皆で一緒に泊まらせて貰いました。シャワーを浴びさせて貰い、洗濯までさせてもらって、至れり尽くせりのおもてなしです。そしてリーザが台所で野菜を刻んでアクローシュカという料理を作っているあいだ、みんなキッチンに集まって、ちょっとしたホームパーティ状態。「ロシアでは友達同士が集まったら、どんなに狭くても必ずキッチンでおしゃべりするの。料理も、友情も、愛も、アイデアも、みんなキッチンから生まれるのよ」

ナターシャの素晴らしい同時通訳のおかげで、ナイルやリーザたちともたくさんおしゃべりする事が出来ました。実はナイルは画家でもあり、個展を開いたりしていることとか、リーザには一人息子がいて夏休みでキャンプに出かけている事。。。などなど。そんな3人に私のカタコトの下手くそなロシア語を披露したら、みんな大爆笑でした。これって喜んでいいのか(^_^;)

実はこの日は平日で、みんな翌日は会社で仕事があるというのに快く私を泊めさせてくれたのはびっくりです。私だけ12時ごろに先に休ませてもらったのですが、3人はその後徹夜モードで散歩したりしながら積もる話に花を咲かせていたらしく、戻ってきたのは朝4時ごろ。えええーみんな30代後半だっていうのに、行動がまるで青春の真っ只中なんですけど!ナイルとリーザは、翌朝ほとんど寝ないまま出勤していきました。いやー、自分も少し見習って青春を取り戻そう。

ナターシャだけは自営業がオフだったので、翌朝は2人でゆっくりと話すことができました。彼女は34歳で私と1つ違いです。中国系の混血だという彼女は、目を見張るほどの美女でホント羨ましい。朝食のパンとサラダを食べながら、人生のあれこれについていろいろ話し合っていたところ、なんと彼女も私が旅行に持参したのと同じ本(正体不明のロシア人作家の超マイナーな怪しい本)のファンだった事が分かって超ビックリ。どうしてこういう面白い出逢いばかり降ってくるんだ。

ロシア社会が期待する女性としての役割(結婚し出産すること)と、自分のあり方を中心に据えた自由な生き方のはざまで揺れ動く彼女。ソビエト時代の影響が色濃く残るこの国で、社会が用意したお仕着せの価値観から自分自身の価値観にシフトするのは、とても勇気のいることだと思います。だけど、ナターシャはきっと思うとおりに前進してゆくに違いありません。話を聞いていたこちらまで目が覚めてくるような感じ。

オムスクでこんなに魅力的な3人に出会えて本当に良かったです。一宿一飯の恩を超える何かを貰ったような気がします。みんな、本当にありがとう。(その後、ナイルがこんなエントリを書いてくれました)

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2010年7月24日

オムスク迄のまとめ

ミーハ達が出発した翌日は快晴で、まさに出発日和。セルゲイさんご夫妻に心からの有難うをいって、ノボシビルスクを出発しました。久々に一人でのドライブは、ワクワクと寂しさが入り混じったような不思議な気分。でも過積載トリオが解散になり、私一人になった途端にいきなり燃費が20km/L超に上がってビックリ。さすがワゴンR!そうこなくちゃ。

実はロシア全土が連日のように40℃を越す異常な猛暑に見舞われているなか、ノボシビルスク周辺だけは奇跡的にずっと平年並みの気温を保っていて、日中も20~30℃と大変過ごしやすい気候でした。この涼しさがオムスクまでの650kmまで続いて、非常に気持ち良かったです。
そんなノボシビルスクからオムスクまでの道の状況をまとめてみたいと思います。

■7/24 ノボシビルスク~チャヌイ(Chany)近郊 (約380km)
ノボシビルスクは3本の幹線道路が交わっています。東(クラスノヤルスク方面)へM53、南(アルタイ方面)へM52、そして西(オムスク方面)へ行くにはM51、という具合です。しかし巨大なノボシビルスクの町で迷うことなくM51に乗ることが出来たのは、GARMIN City Navigator Russiaのお陰。実はこれ、モスクワ周辺の市街地図しか入っていない中途半端なデータなのですが、有難いことにノボシビルスクの市街地図はギリギリ収録されてました。ナビゲーションもバッチリです。だけど、郊外へ30kmほど行ったところで市街地図データがぶっつり消えるので、今までどおり簡易版のWorld Mapに切り替える必要があります。

オムスク方面へのM51は完全に独立した幹線道路になっており、途中に町などは一切ありません(町へ寄るには幹線道路を降りる必要があります)。野菜や肉などの食料(プラードゥクティ)を買いおき出来そうな店は皆無で、ちょっとアテが外れてしまいました。ほとんど何も無い一本道ですが、時々GSやCafe宿などがあるのでガス欠や飢死の心配はありません。でもおやつにトマトが食べたいよう。(1日の走行距離約380km。チャヌイ(Chany)手前のCafe宿にて車中泊。)

■7/25 Chany近郊~オムスク市内 (約290km)
大都市ノボシビルスクから遠ざかるにつれ、M51はどんどん田舎度が増していきます。オムスクも大きな街なので、オムスク周辺にくれば少しは買い物できる店などあるだろうと思ったら、そんな事はありませんでした。。。もちろんオムスク付近にもCafe等はあるので食事には困りませんが、やっぱり路肩で休んでる時なんかにも野菜とか果物なんかを食べたい。まさかこんなに何も無い道とは思わず、ノボシビルスクで野菜や果物を買いだめしておくべきだったと反省。

オムスクはそんなに大きな都市ではありませんが、それでも一度市内に入ると交通量も多く道は複雑です。オムスクでセルゲイさんの友達のお世話になったのですが、さいわい、GARMIN City Navigatorにオムスクのデータも収録されていたので助かりました!

ちなみにM51は東からオムスクへ入って西へと抜けていきますが、もしチュメニ方面へ行くのであれば、M51ではなくオムスク北側のR402に乗り換える必要があるので注意が必要です。(GARMINのお陰でなんとか中心街を抜けてR402に出られましたが、やっぱり冷や汗でした。。。)。
ここオムスクでの素敵な出会いについては、次のエントリに書いてみようと思います。

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2010年7月22日

携帯ゲット、そしてお別れ

夜中にノボシビルスクに着いて、再びセルゲイさんのゴージャスなお宅にお邪魔し、一週間ぶりにシャワーを浴びさせて貰いました。

3人とも爆睡して、翌朝目覚めると。。。ミーハが言います。「ナオコ、僕とアレクサンドルは明日の朝、別々にヒッチハイクしてエカテリンブルグを目指す事にしたよ。」「えっ、もう行っちゃうの?ゆっくりしないの?」「ヒッチハイカーが居心地のいい所でゆっくりしてどうするのさ!僕らはもう行かなくちゃ。」

ああ、やっぱり昨日のお別れの予感は正しかったんだ。ミーハ達は行っちゃうんだ。。。
ミーハもアレクサンドルもムチャクチャな道連れだったけど、今までずっと一緒だったので、急にいなくなってしまうと思うと寂しいです。これから彼の通訳なしでやっていけるだろうか、道に迷ったとき人に聞けるだろうか、安全な場所で車中泊できるだろうか。。。今までどれだけミーハ達に助けられてきたか、今さらながら実感します。

「エカテリンブルグにアレクサンドルの兄さんのプラトンが住んでるんだ。彼はとても英語堪能だから、ナオコもいつかエカテリンブルグに着いたら泊まらせて貰うといい」そして、アレクサンドルがプラトンの住所と手描きの地図を私に渡してくれました。でも、プラトンとどうやって連絡をとればいいの?

「君には絶対にロシアの携帯電話が必要だな。携帯本体は中古品を安く売ってるけど、外国人がSIMカードを契約するのはちょっと面倒だから、今日僕のIDを使ってSIMカードを入手してくるよ。」そう言ってミーハ達は街へ出かけていきました。

そして私はセルゲイさんと一緒に、近所の売店の片隅で売られていた700R(約2000円)の激安ケータイをゲット!おおおおSIMフリーの国って面白~い。こんなに簡単に中古携帯が買えるんだ~。セルゲイさん、ありがとう。

そして夜、ミーハ達がSIMカードを手にして帰ってきました。「ナオコ、このSIMカードを使って。僕のIDで登録してあるけど、プリペイド式だから、お金の追加とかは君一人で自由に出来るよ。とりあえず300R分入ってる。エカテリンブルグまでは十分持つはず。」
そしてミーハは黙々と私の携帯のセットアップをし、思いつく限りの友達の電話番号を登録してくれました。
ああ、ロシアで自分の携帯を持つなんて思ってもみなかった。。。ミーハ達のお陰です。本当に有難う。

そして翌朝、2人は早起きして大きなバックパックを背負って、おやすみ中のセルゲイさんを起こさないよう静かに出発していきました。外は雨なのに、傘もささずに。。。

ミーハもアレクサンドルも、強いなあ。この先、どんなクルマに乗せてもらうんだろう。どんな所に泊まるんだろう。森の中で一人で焚き火したりするのかなあ。寝袋ひとつで、蚊の大群に襲われたりしませんように。

もともと一人旅だったのに、気がついたらいつのまにかロシアに友達がいるのが当たり前のような感覚になってました。また一人旅に戻るけど、2人が残してくれた携帯があるので、なんだかいつでも繋がっていられるような不思議な安心感があります。
またどこかで再会できるといいな!

※10/5追記:ロシアで外国人が携帯のSIMカードを入手する事は可能ですが、レジストレーションの提示が必要だそうです。どの街にも必ず携帯キャリア(MTS, Beeline等)の代理店がありますので、店頭でSIMカード購入について相談してみてください。ちなみにSIMカードと携帯電話は別々に買う必要があります。また、ロシア携帯はプリペイド方式が標準ですので、面倒な契約の心配はありません。

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2010年7月21日

大天使ミカエルのお守り

帰り道2日目。朝からひたすらノボシビルスクへの戻り道を走ります。アルタイの美しい山岳地帯も終わってしまい、ただ平原の中を走るだけ。来るときはこの平原だって花盛りで素敵~!とか思ってたのに、一度アルタイの風景を知ってしまうと他のものはすべてフツーに見えてしまうのは何故。。。

頑張った甲斐あって、夕方ごろにノボシビルスク手前60kmのIskitimという町へ着きました。アレクサンドルがここで降ろして欲しいと言います。「Iskitimに用事があるの?」「うん、ここのお医者さんと約束があって」「えっ、そんな元気そうなのに、どこか悪いの?」「1年くらい前からお腹がちょっとね。。。お医者さんと言っても、身体のエネルギーを治す伝統療法のお医者さんに診て貰うんだ」「えーっ?ロシアにそんな療法があるの?」「うん、僕も初めて会う人だけど」

そしてIskitimの町をウロウロしてやっと着いたのは普通の団地の普通のお宅。迎えてくれたのはルドヴィーナというおばあさんで「ようこそいらっしゃい、さあボルシチでもおあがり」と、いきなりご馳走してくれました。えええっ?もしかして伝統療法ってこの人が?

アレクサンドルが別室で診てもらっている間、私とミーハは台所であれこれご馳走になりながら、ルドヴィーナのお孫さんと遊んでいました。しばらくするとアレクサンドルが戻ってきて、「あのねナオコ、ルドヴィーナが君も診てくれるって。行っておいで」
ええええ?私まで診てくれるの??

びっくりしつつリビングルームへ行くと、ルドヴィーナが微笑みながら「はいはい、そこへ腰掛けて目を閉じてちょうだい」というような事を言っています。言われたとおり目を閉じると、何やらお祈りを唱えながら、私の身体のあちこちに手をかざしてくれているようでした。なんだかホワーンとした気分に。

それが済むと、何かいろいろと私に教えてくれるのですが、ロシア語なのでさっぱり。。。でも、ミーハの通訳によると「もう大丈夫、自分自身でやっていける準備が出来ているわよ」とのこと。そしてルドヴィーナは、天使の描かれた一枚のお守りを私に差し出して「大天使ミカエルのお守りですよ。あなたを守ってくれるでしょう。」

えっ?どういうこと?それに大天使ミカエルのお守りって。。。。ふと、ミーハの本名がミハイユ(ミカエル)だった事を思い出し。。。お守りが手に入った代わりに、なんとなく近いうちにミーハが去ってしまう予感がしました。

ルドヴィーナはさらに「大天使ミカエルのお祈りがあるのよ。英語訳のお祈りを書き写していくといいわ。朝に晩に、いつでもお祈りを唱えてちょうだいね。きっとご加護があるでしょう」そう言って、祈りの言葉を写させてくれました。
なぜか彼女は他にもいろいろと、私がミーハにも話していない事まで知っているようでした。本当に不思議なひとです。

初対面の我々3人を自宅でごちそうして、身体を診てくれて、お守りまでくれて、お医者さんだって聞いてたのに全て無料。
ロシアには、忘れ去られた何かが、いまだ息づいている気がしてなりません。

※下にそのお祈りを転載します。興味ある方はどうぞ。

LIGHT'S PROTECTION

Light's protection manifest -
Holy brotherhood in white,
Light of God that never fails,
Keep us in thy perfect sight!

I AM, I AM, I AM, protection's mighty power,
I AM, I AM, I AM, guarded every hour,
I AM, I AM, I AM, perfection's mighty shower,
Manifest, manifest, manifest!

Lord Michael, mighty and true,
Guard us with thy sword of blue,
Keep us centered in the Light's
Blazing armor shining bright!

Around us blaze thy sword of faith -
Mighty power of holy grace,
I AM invincible protection always,
pouring from thy dazzling rays!

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