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2010年6月25日

ホルムスクよりフェリー出航

いよいよホルムスク出航の日。朝8時に事務所前に駐車するように言われ、そこで待つこと5時間(まあ、そんなものでしょう)。待っている間に、付近の市場や売店に行って、パンやトマトの食料を買いだめしておきました。やがて12時ごろに、事務所のオバサンが乗船開始の合図を出してくれました。いよいよだ~!乗船だけでかなり骨が折れると聞いていた航路で、こんなにトントン拍子に話が進むなんて信じられません。

車両をフェリーに乗せるには、乗船のためのピンク色の紙が必要です(乗船前に事務所で渡してくれます)。フェリーの車両甲板にはなんと線路(!)が繋がっていて、ワゴンRはその線路の上をガタゴト走ってフェリー内部へ。。。こちらはロシア国内の航路なので、稚内の時のように荷物を全部出せとかは言われません。貴重品もろとも車両をロックできるので安心です。

なんと乗船時に食事券まで貰いました。15時間の船旅だから、確かに食事したり寝たりしなければなりません。ちなみに特に客室ランクを指定したわけではないのですが、予想よりかなりゴージャスな2段ベッドの2人部屋を独り占めさせて貰えました。部屋にシンクまであるではありませんか。いやーん、素敵ー。(ていうかこれ、もと日本の船だし。。。あちこちに日本語表記あり)

さて、12時に乗船したのだからスグに出航できたかというと、全然そうではありません。出航したのはナント驚きの16時。その間何をしていたかというと、疲れ果てて部屋でグースカ寝ておりました。でも、食事のとき偶然に日本語ペラペラのアンドレイさん(46)という人に出会って、いろいろとVaninoから先の道路状況などを詳しく教えて貰ったりして助かりました。

アンドレイさんは、日本で中古車を買ってロシアで売る仕事をしているそうです。いつか日本に住みたいと、いま一生懸命日本語を勉強していると言っていました。なんと話すだけでなく、漢字まで読めるのにはビックリ。手元に持っていたノートには、ぎっしりと日本語の書き取りがしてあり、ああこの人は本気で勉強をしているんだなぁと、ちょっと感動しました。

もっといろいろ話をしたかったけど、外洋で船酔いする私はすぐに気分が悪くなって船室へ。。。ああ、ロシア本土(Vanino)に着くのは明日の早朝だなぁと思いながら、思いっきり爆睡モードに入ってました。

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