トップタブ(ページ群)

2010年1月31日

ワゴンR整備計画

府中にある老舗の四駆専門店オフロードセンターに再びワゴンRを持ってって本格的に整備の方向性を決めてきました。

大体ワゴンRは四駆じゃねーだろ!!!と自分ツッコミを入れたい位ですが、実はオフロードセンターはワゴンRにも超詳しい頼もしいお店です。クルマの事全然分からないド素人の私がなんでこんなマニアックなお店を知っているかというと、ここは4年前、ボコボコの某ランクルを修理して貰った時以来のご縁なのです。

お店のオーナーの斉木さん一家はロシアンラリーに何度も出場経験があって、長距離走行での車両の扱いについて親切なアドバイスを頂きホントに助かります。
ていうか私、まだ自分でクルマのタイヤ交換したことないし、ジャッキもレンチも見たこと無い気がする。。。。という、なめくさった態度でも笑って励ましてくれる斉木さんに感謝。

出発まで、まだ十分時間があるので先に大掛かりな整備を全部やってしまう事にしました。タイミングベルト交換、エンジンマウント交換、ドライブシャフトブーツ交換、ディストリビュータのキャップとローター交換など。ちなみに、先頭のタイベル交換以外は何言ってるのか全く意味が分かりませんでしたが、とりあえず以下に予定メモ。orz

①タイミングベルト交換
タイベルは通常10万キロで交換が目安となっていますが、現在うちのワゴンRは7.6万キロ。国内で乗るなら交換の必要はないものの、海外で4万キロ位走る可能性があるとすると、出発前に交換するのは必須です。

②エンジンマウント交換
さすがに7.6万キロだとゴム製のマウントがヘタリかけてて、エンジン全体がひどく振動しています。国内でここまで交換する人はいないけど、海外で長距離走るなら、きちっとマウント交換してパワーロスや車体振動を軽減する方が良いとのこと。(逆にマウントがひどく劣化すると、エンジンがボンネットに当たったりする事もあるらしい)

③駆動系の消耗パーツ交換
ドライブシャフトブーツとかディストリビュータのキャップとロータとかも消耗パーツ。国内なら破損してもすぐに交換できますが、劣化したまま海外で破損すると駆動系がアウトなので、今のうちに新品にしておいた方が良さそう。

④その他のパーツ交換
ヘッドライトバルブ、スパークプラグ、ウォーターポンプ、エアクリーナ等々。。。やっとバイク乗りにも理解できるような部品の名前になってきましたが、実はワゴンRはヘッドライトバルブの交換が曲者で、私のような素人じゃまず無理。これも、大掛かりな整備の時に一緒にやってしまった方が良いのでお願いすることに。

上記の見積もりで約9万円くらい。一応、旅費の中に車両整備の予算を組み込んでおいたので、これなら許容範囲です。ただし、スペアタイヤ+ホイールの選定やバッテリー交換といったものは後回しで、この辺で予算オーバーしないか注意が必要ですが。。。

というわけで、来週末に車両を預け、再来週に受け取ることになりました。
その間、ワゴンR君とはしばしお別れになります。。。

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月30日

夢みていた仕事

最近どういうわけか、仕事で毎日Illustratorを使っておさかなの絵を描いています。絵を描くのは子供の頃から好きだったし、大人になったら絵描きになると信じていたので、これはある意味夢が叶ったのか??

しかし、現実には楽しいというか、どちらかというと苦行かも。。。
今の本業はあくまでWebシステム系のインターフェース屋だったりするので、ガリゴリXHTMLをベタ打ちしたり画像を編集したりするのは楽なのですが、締め切りのあるようなイラスト制作は慣れないというか、なかなか思い通りに進みません。で、毎日ムキーとなる。orz

おさかなの絵はベジェ曲線を使ってマウスでちくちく作画しているのですが、やっぱり作業が板についてないんですね。気が付くと信じられないような肩こりに襲われてたり。普段とは違う無理な筋肉の使い方をしてしまっているのだと思います。あと、同じ時間作業しても、Webの仕事の3倍くらい疲れる。緊張しまくりです。

でも、Web屋なのにチラシ作ったり撮影したり翻訳をしたり絵を描けたりするナンデモアリの職場なんて普通は無いのかも知れない。過去の職場といえば、アンタは時給いくらでWebだけやってればいいの的な雰囲気が濃厚だったし。いつか将来は自分にピッタリの仕事がしたいと夢みていましたが、よく考えたら今がそうだ。(・ω・)

絵描きの特権は、仕上がった絵を見て産みの喜びを味わえることだと思います。本職のイラスト屋さんには負けるけど、頼りない手つきで一生懸命描いた絵をエンドユーザさんに評価して貰えたりする時は、ちょっと報われた気がする。悪いことばっかりじゃないのかも。

昨晩同窓会があって互いの仕事の話なんかをしていたら、某大企業がリストラの嵐で能力に関係なく人切りをやっている様子を「惨殺」と形容してました。順風満帆だと思っていた皆の方がよっぽど明日をも知れない大変な思いをしてると知ってショック。

辛抱ない性格なんで、絵を描いててもしょっちゅうグチりたい気分になるんだけど、そういう時は、これは自分が長年夢見てきた仕事なんだと思い出すことにします。元々ダメ社員のくせに、こんなに恵まれた環境でグチってたら他で何やってもダメな気がする。
旅のスタートまであと6ヶ月。悔いの無いよう仕事をせねば。

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月28日

iPadとKindleの本棚

以前からAppleがタブレット型のPCを出すらしいと噂になっていましたが、ついに"iPad"が発表になりました。ぱっと見に印象はiPod Touchが巨大化した!という感じ? AppleサイトでiPad紹介がなかなか素敵だったので、よかったらどうぞ。重さ680g~、携帯には便利そうですね。価格も$499~と性能考えたらリーズナブル(発売は春らしいです)。

私としては、今のところiPod Touch+無線LANがあれば満足なのですが、iPad発表の気になる基本アプリのひとつにiBooksというのがあって、これはちょっと面白いかも。。。。するとAmazonが気合いいれて作った電子ブックリーダKindleはどうなる!? と思ったり。

ただ、冷静にハードウェアで比較してみるとKindleのほうが電子ブックリーダとして優れている点が多い気がします。Kindleは重さたった289g(iPadは680g)だし、省電力でバッテリーが1~2週間は持つし(iPadは10時間)、3G通信の費用が余分にかからないし。ソフト的に見ても、そもそもKindle書籍って我々が普段使ってるAmazonサイトで普通に買えちゃうもんだし、買った書籍はPCだろうがiPod Touchだろうが対応アプリさえあればハードウェア不問で読めちゃうので。こういう点は今のところAmazonが先んじていますね。

とはいえiPadにもハードウェア的な利点はあると思います。iPod Touchしか持っていない私が僭越ながら想像させていただくと、マルチタッチ機能を使って指でページをめくりたいとか、夜寝るときに読みたいから液晶バックライトが欲しいとか、ついでにカラー画面でWebブラウジングしたりPCのような使い方がしたい、というような欲張りな人は断然iPadの方が良いに違いない、と。

。。。とかなんとかいろいろ妄想しつつも、実はワタクシKindleも持ってないし、iPadもたぶん買わないでしょう。今年は旅行に向けてオニ貯金中なので、IT系のガジェットへの投資は自粛中。ちくしょーKindleもiPadも欲しくないもーーーん(うそです)。いやほんと、今年は電子書籍もなにもかもiPod Touchひとつで押し通す予定です。頑張れiPod Touch!!

1/28追記:関連エントリ紹介します。iPadで拡大する日米の情報格差

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月27日

ロンプラ選びパズル

興味本位で4冊のロンプラを並べて幅を測ったら14cmもありました。。。(馬鹿)
。。。そんなことはさておき、前回のロンプラの話で少し追記。
今回予定しているルートはロシア→ヨーロッパ→西アフリカ、という感じですが、買い揃えたのは「Russia」「Western Europe」「Morocco」「West Africa」の4冊です。

なぜ「Morocco」だけが単独で必要だったかというと。。。実はロンプラの多国複合版のガイドは本によって重複エリアや空白エリアが発生したりします。例えば今回の「West Africa」編にはモロッコが含まれていません。(「Africa」編ではモロッコも含まれていますが、それ以外の49ヶ国分の情報は多すぎるため却下しました)

一方、「Mediterranean Europe (地中海)」編にはモロッコとフランス以南のヨーロッパが載ってますが、なんとトルコまで含まれてます。これまた情報過多で勿体無いので却下。
できればヨーロッパはドイツからスペインまでを網羅した情報が欲しかったので、必然的に「Western Europe (西ヨーロッパ)」編を買うことになりました。そうなるとやはり、モロッコだけ宙に浮いてしまうので、単独買いした次第です。まあ、モロッコは好きな国のひとつなので持っていて損はないかも。

(ロシアからドイツまでの区間はルート未定なので深く考えてません。隣国フィンランドからドイツまで出ているフェリーが一番の近道ですが、東欧を通過する方法もあるし、北欧を経由するのも面白そうです。この辺は予算とスケジュール次第で臨機応変に判断したいと思ってます。)



なお、ロンプラは洋書コーナーのある大きな書店では必ず売ってますが、日本ではすごく高くて一冊が4000円近くします。しかも、在庫切れもよくあるし、時々版の古いやつを堂々と売ってたりする。。。
到着まで2週間くらいかかるのを厭わなければ、Amazonで注文した方が安いです。
(Lonely Planet本舗で直接買うことも出来ます)
昔はネットなんかじゃ買えなかった事を思うと、本当に便利になりました。

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月25日

最強の旅ガイドブック

2010年1月25日 最強の旅ガイドブック

本日AmazonからLonely Planet(※通称ロンプラ)が届きました。これで手持ち4冊、予定ルートを全部カバーできるだけの最新情報が揃ったことになります。ちょっと安心。

ロンプラには以前たいへんお世話になった事がありました。
7年前にアフリカ一周(というか正確には半周?)ツーリングした時に、「地球の歩き方」とか「旅行人ノート」とかのお約束のガイド本を持っていったんですけど、実際に手垢がつくほど使いまくったのはLonely Planetシリーズでした。特に「Africa」編はアフリカの全ての国をカバーしていて本当に重宝したかも。

だけどロンプラって分厚いし、全部英語だし、カラー写真はほぼ皆無で字ばっかりなので、見た目が退屈そう。。。それで最初は敬遠してたんですけど、実際に何ヶ月も現地を旅してみると「10ドル以下の安宿はあるか!?」「ネットカフェはどこ?」「隣国のビザはどこで取得?」「どこの国境を越えるのが良い?」。。。といった問題が切実になってくるわけで、こうした疑問に全て答える事が出来た本はロンプラだけだったのです。

この違いは日本と欧米の休暇に対する考えの違いなのだろうな、と思います。日本ときたら1週間の休暇を取るのも気を使うほどワーカホリックなお国柄。海外旅行といえば長くても10日以内というのが相場で、行くからには贅沢しなきゃ、という考えです。日本のガイド本に買い物とかグルメとかのファンシーな情報がやたら多いのはそういう理由でしょう。

一方、欧米(特にヨーロッパ)では会社勤めをしていても1~2ヶ月の休暇というのは珍しくありません。「それじゃこの夏は四駆でサハラを縦断してみるか。。。」というような発想ができるし、実際そういう旅が好きなオーバーランダーも多い。だけど、長い旅だと節約しなくちゃいけないし、自力で国境も越えたりするわけです。すると必要なのは電話帳みたいな現実的な情報という事になります。ロンプラはまさにこれ。

自分で全てを決める自由旅行ってすごく創造的な体験だと思うんですが、日本ではまだまだ旅行はお金で買って消費するものだと思われている気がします。短い休暇しかないので仕方ないとはいえ、いつか日本でも独創的な旅を楽しむ人が増えるといいな。

しかしコレ分厚いなぁ。。。4冊もあると。。。
今回ワゴンRだから持ってけるけど、バイクだったら無理だったかも。

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月23日

アメリが素敵な理由

ロシア語とほぼ同時進行でフランス語の勉強中だったりします。といっても仏語教材の音声の聞き取りを繰り返すというレベルですけど。そこで、せっかくだからフランス映画をと思って久々にアメリを観ることにしました。

この映画は大好きで、何回も観てます。暖かい色合いでまとめられた映像とか、話の運び方が絶妙だとか、そういう見せ方の技術的なところも素敵なんですが、なんといっても魅力は主人公アメリの個性的な"戦略"の数々でしょう。

彼女は他人の幸せの手伝いには驚くほど大胆なのに、自分のことについては臆病で全然ダメ。そんなわけでアメリの周囲の人々はどんどん幸せになっていくんですが、本人は自分に対して何もしない、というか自分のこととなると空想の殻に閉じこもって現実を見ようとしません。

傍から見てるとアメリは物凄くアンバランスで、他者と自分の接し方に大きなギャップがあります。周りの人にイタズラなおせっかいを焼きまくるアメリ、それだけ行動力があるなら自分のことも同じようにしたらいいのに、と思うけど、彼女にそういう勇気はないんです。

有名なシーンで、アメリが全盲のおじいさんの手をひきながら「目」になって街中の様子を言葉にしながら歩く、というのがあります。「看板の馬の耳がないわ。花屋のご主人の笑い声、笑うと目に皺が。この匂い、分かる?果物屋さんがメロンの試食を。(中略)赤ちゃんが犬を、犬がローストチキンを見てる。。。」

だけど、そんなアメリが相手に対して一言もしゃべらないシーンが最後のほうにあります。映画のクライマックスは、言葉がなくても観る側にちゃんと想いが伝わってくる。これはちょっとシビれるかも。そういうコントラストも素敵だなぁ、と。

確かにアメリは格別に変わってる女の子だと思うけど、私たちだって多かれ少なかれ「自分の事となると、てんでダメ」な部分があるような気がします。そういう意味で観る側はアメリに自分の姿を重ねやすいのかも知れません。

久々に観てまた素敵だなぁと思いました。

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月21日

ロシア語ソフトキーボード

ロシア語の勉強を始めたのはいいのですが、キリル文字がタイプする方法が分からなくて、学習メモなどは紙に手書きするしかありませんでした。手書きは時間がかかるし紙の管理が大変なので、できればキリル文字を直接PCで打ち込んでiPod Touchのロシア語プレイリストの歌詞データに放り込んでしまいたかった、という横着もんです。

かといって、OSの入力モードをロシア語に変換する勇気もなくて、なんとか初心者向けのソフトキーボードはないかと探したら。。。ありました。ロシア語のソフトキーボード「Typeit」

これがなかなかスグレモノで、ポチポチとクリックしていくだけでロシア語入力できてしまいます。しかもShiftキーを押しながらクリックすると、ちゃんと大文字になる。素晴らしい。もう私なんかはこれで十分です。

しかしさらにイケてるのは、実際のキーボードを使ってタイプしても、同じようにキリル文字で入力できることです。キー配列は画面に載ってるので、ロシア語キーボードの使い方の勉強にもなります。まだ私には難しいけど。。。

それだけではありません。左側のメニューを見ると、ありとあらゆるヨーロッパ言語(北欧語とかエスペラント語まで!)の入力用キーボードが用意されています。例えばフランス語で苦労するà,ç,é,è,ô,œ,といった文字も簡単に入力できてしまいます。このサイトを開発した人偉すぎ。

ここでタイプした文書は、Unicode形式で保存できるエディタ(メモ帳、秀丸、Wordなど)なら普通にコピペ可能です。もちろんiTunesもUnicode対応しているので、問題なく歌詞データにペーストできます。あー助かったー。これさえあれば何とかなる。

今までソフトキーボードは使いにくいってずっと思ってましたが、それは英語キーボードに慣れていたからなんですね。ロシア語のように、そもそも使用する文字からして全然違う言語の場合、ブラインドタッチどころではありません。「えーとДは。。。Жは。。。」とか言いながら、対応する字を探してチクチクやるしかない。そんな初心者にはソフトキーボードで十分!と思いました。

※追記:ほかにも便利なのは、Google翻訳で元の言語にロシア語を選び、入力フィールドからロシア語ソフトキーボードを起動する方法。こちらのほうが辞書代わりにも使えて便利かも?

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月19日

超凄い女性パイロット

日曜日は久々に富士川滑空場に行って来ました。そしたらいつも重宝していたサービスエリアのETC出口が3月中旬まで工事のため閉鎖だとか。うおーガッデム。

現地は風は穏やかだったものの少し北風があり、午前中はRWY18と36の両方を臨機応変に使い分けるという運用でした。天気も良く、みんな単座グライダー2機とモグラとセスナのオールスターでばんばん飛んでて気持ちよさそうだったなぁ。

こちらは今年、敢えて飛ぶ練習はしない予定ですが、無線のオペレーションに興味があるので先輩達に教わりながらおっかなびっくり勉強させて貰ってます。航空チャートにも記載されている公共の周波数を使っているので緊張する~。

滑空場ではグライダーと飛行機が混合しているので、スピードも違うし場周経路も異なります。ベテランの先輩達はそういうのを全部考慮しながら、機体同士のセパレーションが確保されるようきちっと無線で誘導していきます。ちょっと憧れです。

今回は超ベテランの女性教官が来てくれたので、一日一緒に過ごしてゆっくりお話を伺う機会がありました。こちらは右も左も分からない状態だったので、目が覚めるような話の連続だったかも。しかも女性の視点だったので言外に理解できる事もいろいろあり、とても有意義な一日になったと思います。

それにしても母親として子供2人を育て、普通社会で働き、なおかつ飛行機の教官で、アクロバット飛行や海外の大会などにも積極的に挑み、社団法人も運営している女性なんて私の想像を超えています。しかも見た目がすごく若くてドビックリ。

もし自分に子供がいたら、旅行したり空飛んだりする精神力を保てるかなぁ?
なんかお母さんモードに切り替わって、他の全活動を停止してしまいそうで怖い。
いかなる状況でも、きちんと自分の中心を保つ事ができる女性になりたいものです。

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月16日

1000円のワゴンR

東京住んでるうちはクルマなんか要らないやと思って長年バイク派だったんですが、去年の夏ごろに150Km離れたグライダーの滑空場に毎週のように通うようになって心境が変わりました。最初はバイクで一気走りしてたんですが、ある晩橋の下で草枕したら寝袋ごとズブ濡れになったのに懲りて「ダメだ、クルマ探そう」と決心した次第です。

とはいえ、いきなりまともなクルマを買えるような予算は無かったので、Yahoo!自動車でタダ同然で叩き売りされてる中古車を探すことにしました。5万円くらいからあるかな?と思っていたらなんと、0.1万円とかいう普通だったら怖くて買えないような値段のワゴンRがいっぱい載ってた。。。恐るべしYahoo!自動車。

大丈夫かオイと思いながらも、「動きさえすれば何でもいいや」と近県のクルマ屋さんで出品されてたブルーの可愛いやつをゲット。車両価格は本当に1000円でした。ただ、当然ながら整備・登録・車検の3点セットの費用は別で、最終的な乗り出し価格は13.5万円。走行距離わずか7万キロのキレイな中古車ですから、そのくらい全然苦しゅうありません。

というわけで、この子には滑空場往復専用車として毎週300kmの距離を走って貰うことになりました。ワゴンRは荷室がフラットになるので、身長142cmのワタクシは中で足を伸ばして眠れます。これで毎週の長距離移動もバッチリ。完全に移動式宿泊施設です。

ロシア行こうと決めたのはそれから3ヶ月目くらいだったかも。
「もしかしてこれで行けるじゃん」と思えたのは、この子の活躍ぶりがあまりにも頼もしかったからかも知れない。とても1000円とは思えないような走りっぷりで、この前プロのメカニックさんにも「程度良すぎ。ありえない価格。超ラッキーですよ」と太鼓判を押して貰った程です。そうかそうか、そうだったのか。

クルマの事を何も知らなかったばかりに、最初は単なる下駄代わりだと思っていて申し訳ございませんでした。これからはワゴンR様とお呼びさせていただきます。

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月15日

そうだ、ロシアいこう

って思ったのは去年の11月だからもう2ヶ月前になるのね。。。
話すと長いんですけど11月上旬にトビアス君(昔旅先で会った友達)に再会できるチャンスがやってきて、ノコノコと北極圏まで遊びに行ってきたのがどーもいけなかったみたいです。そこでサンクト出身のロシア人の子と知り合いになりました。

実は行きも帰りもスイス経由だったので、大圏航路でちょうどサンクト上空を飛んだのです。夜で雲に覆われてたけど、そこだけ雲がぼーっと光ってて素敵でした。なので日本に帰国してからその子にメールで「今回、2回もサンクトの上を通ったよ!」と送ったら「2回も上を飛んだなら、3回目は直接サンクトまで来なきゃね(笑)」と冗談で返ってきた。

はははは、そんな簡単にロシアなんか行けないよ~、と思ったけど、いやまてよ。。。去年1000円でワゴンR買ったじゃん。今なら足あるから行こうと思えば陸路でいけるなぁ。。。もしかして東京からサンクトまで行けたりして?それ面白そうだなぁ。でも貯金なんか全然ないし無理だよね、みたいな。

で思い出したのが、帰りの飛行機でシベリア上空を通ったときに目が釘付けになったバカでかい大河の風景でした。夜明けの暗い中、そこだけ朝日に染まってすごかった。あんな巨大な河ならきっと超有名に違いない、と思って後日調べたらアムール河。うわすげー、アムール河見ちゃった!とちょっと興奮したこととか。。。

あとは空からみたシベリアとか。。。本当に何も無くて、雪の山脈とか湖とか本当に自然のままって感じでした。だけど、そんな風景の中にポツンと明かりが見えたりする。よく見たら小さな町で、道路とかもある。こんな辺境の地にも人が住んでるんだ。。。すごい。ロシア不思議。ってずっと飛行機の窓にはりついて見てたのを思い出したりね。

やっぱし。。。行ってみたくね?陸路で。今なら行けるよ。クルマあるじゃん。
悪魔の声がささやきます。
でも金ねーじゃん!100万以上かかるよ、どーすんの!と、心の中で反論。
。。。今からしっかり節約してオニ貯金すればいいじゃん。
けど仕事どーすんの!何ヶ月も休んだりできないよ!まさか。。。
。。。アンタ自分が役に立ってるとでも思ってんの?辞めた方が会社のためだよ。。。
。。。それもそうだね。。。orz

こうして悪魔と取引が成立するまで帰国後1週間とかかりませんでした。(爆)
つくづくダメ人間であります。
まあ、旅なんて神の思し召し、インシャラーです。どうせ思い通りになるわけないんだから、行けるとこまで行ければいい。大事なのはゴールに到達するかどうかではなく、そこに至る過程の一瞬一瞬を味わう事なのかなと思います。そういう意味では、行くって決めた瞬間からすでに旅は始まってて、いまも道中楽しんでる感じかも知れません。

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月13日

ロシア語の勉強とか

実は先月からCD付きのロシア語の教本を読みはじめてます。。。といっても、気が向いた時にiPodで会話を聴くくらいのゆる~い学習ですが。まさか半年やったくらいでロシア語が話せるとは思ってないけど、さすがにキリル文字はある程度解読できないと道路標識の地名とか苦労しそうなので(たぶん現地でアルファベット併記とか期待するの間違ってるよね?)。

たとえば"Москва"って書いてあったら、うっかり「モックバ?」と読んでしまいそうですが、キリル表記においては"Maskva"と発音するらしい。モスクワのことです。ちなみにロシアは"Россия"と書くそうです。完全に意味不明ですが、発音記号に直すと "Rassija"。この場合jaは「ヤ」と発音するとかで、もう何がなんだか。

で、CD付きのロシア語の本はいろいろ出てるんですが、今回入手したのはAmazonでも評判の良かったNHK新ロシア語入門 です。ちょっと真面目というか堅い感じの本なんですけど、すごく気に入ってるのが、単語の読み方をカタカナではなく全てアルファベットの発音記号で表記してくれてる事です。ちなみに紀伊国屋の語学コーナーで見比べたところ、これ以外のロシア語本は全部読み方がカタカナ表記でした。

もちろんカタカナ表記も悪くないんですけど、日本語はどうしても「bとv」の区別が甘い(本当は「ヴァ」なのに「バ」と書いたりする)とか、「rとl」の区別が皆無(全部「ラ行」の表記で片付けてしまう)だとか、いろいろ限界があります。特にキリル文字は発音が日本語とは比較にならないほど多いので、正しい発音記号で書いてある教材は助かるかも。

まあそんな細かい事はさておき。外国語なんて何年もノータッチだったんですが、それでも現地に行くぞ!という目標があって始めると面白いですね。もちろん何も勉強せずに現地に行って、体当たりのボディランゲージで旅するのも全然アリだと思うんですけど、人口が多い言語はこういう機会に少し押さえとくと、旅行以外のときにも役立つかも知れないし。

あとはフランス語。こちらフランス本国及び西アフリカ全域で使われてるので避けて通れません。8年前にちょっとかじったけど、それ以来何もしてなかったので忘却の彼方。。。。あのときもっとちゃんと勉強しとけばよかったなぁ。

2ヶ国語、同時進行で半年がかりの一夜漬け決定です。orz

※追記1:上記の本は、iPodで音声を聞きながらロシア語の基礎を勉強するのに非常に役に立ちましたが、実際に旅行している最中に一番役に立った本は、イラストを指さしながらお気楽に使える旅の指さし会話帳 ロシア語でした。日常的によく使われる表現なども多数載っており、旅行程度の会話だったらこれ一冊で何とかなるかも。

※追記2:ロシア語のキリル文字をソフトキーボードで入力する方法については、こちらの記事を参照ください。

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月12日

大陸横断用の道路地図

きのう丸の内オアゾの丸善で入手した、ちょっとレアな輸入地図を紹介します。前にもちょっと書いたけど、こういう洋モノの地図に関しては、Amazonとかネット書店とかの在庫表示は全くアテになりません。検索しても売り切れだったり、版が古すぎたり。。。けど、大きな書店に行けば必ず店頭に置いてあるのね。助かった~。

いちおうリンク付けときますけど、ネット上のは古いので注意してくださいね。
ちなみに、店頭価格はどれも1800円前後でした。確かにネットの方が値段は安いんだけど、地図は鮮度が命ですから、やっぱり店頭で版を確かめて買った方が良いかも。

①「ロシア全図」 freytag & berndt: Russia・C.I.S (オーストリア製)
日本で手に入る唯一の全ロシア道路図と思われます。といってもメインはやっぱりモスクワ周辺。シベリアはどこに載ってるんだ!?と思ったら、地図の裏側に申し訳なさそうに1/800万のロシア全図が載ってました。。。まあ、ほとんど道なさそうだし、まいっか。全部ドイツ語だけど、キリル文字よりは助かる。精度のほうは謎に包まれていますが、一応2010/12月まで有効の最新版です。
※9/17追記:実際には使いにくく、ほとんどロシア旅行の役に立ちませんでした。買わなくて良かったかも。(`ヘ´#)

(1/23追記--紀伊国屋でもっと詳細な1/600万のロシア全図(カナダ製)を見つけました。International Travel Maps RUSSIA 完全カラーで山脈などの道路以外の地形情報もバッチリです。こちら2007年が最新版ですが、上記の地図よりも使えそう)
※9/17追記:シベリア横断中はこちらの地図が本当に役に立ちました。道路情報はちょっと古いですが、十分通用します。ただし、エカテリンブルグ以西の複雑な道路網には対応しきれていません。

【ロシア地図は現地調達で!】 
ロシアのどんな都市でも、ちょっと大きめの本屋で冊子形式の全ロシア道路地図(Атлас автодорог, アトラス・アフトダローグ)が簡単に手に入るので「ロシア地図は現地調達!」と割り切ったほうが早いです。
全部キリル文字ですが、アルファベット対応なので誰でも地名くらいは読めるようになります。私は遅ればせながらエカテリンブルグで本屋に連れて行って貰って初めて冊子アトラスをゲット。中身の写真はこんな感じ(モスクワ3大リングの項参照)。
B5位のてのひらサイズの冊子に、極東・シベリアを含むロシア全土の道路が全て網羅してあります。しまった、こんな便利な道路地図、ロシア入国の翌日くらいにさっさと買っておけば良かった。。。

※2016/02追記: 神保町にロシア専門書店「ナウカ・ジャパン」があると知りました。地域別の道路地図も扱っているようです。オンライン注文も可能なので情報収集にお役立てください。



②「ヨーロッパ全図」 Hallwag: Europe (スイス製)
全ヨーロッパ道路図。縮尺は1/360万。スイス製だけあって非常に丁寧な造り。もちろんコレ一枚でヨーロッパの密な道路網を旅するのは無理があるけど、こういう大ざっぱな地図は距離を調べたりスケジュールを立てたりする時なんかに役立ちます。これも、2008-2010まで有効の最新版。
※9/17追記:こちらはヨーロッパ内での移動計画を立てるのに非常に役立ちました。GARMIN City Navigator Europeと併用すれば最強です。

③「西アフリカ全図」 Michelin: Africa North & West #741 (フランス製)
アフリカ旅行では定番のミシュランマップ。むかし、西アフリカは#953のフランス語しかなかったけれど、現在では英語版が出て#741で売られてます。縮尺は1/400万。ほとんど道が無い場所なので、この縮尺でも全く問題ナシというスグレモノ。2007版が現在の最新版。

以上、3種類の道路地図があれば、いちおう東京からアフリカまで自走できる事になるのかな、と。これってなかなかスゴイよなー。

けど実際に走る時はたぶん、朝と晩くらいしか地図見ないと思う。何しろ縮尺がでかいので、町と町の距離感を測るのだけがこいつらの役割なのです。で、実際に町に着いたらこんなデカイ地図は何の役にも立たないので、ロンプラ(Lonely Planet)みたいなガイドブックの詳細地図に切り替えて、安宿とかネット屋とかを探す事になるかな。

もっとも、ロンプラに掲載されてない普通の町や村とかでは、ボディランゲージを炸裂させながら地元の人に聞きまくるしかないんだけど。(^^;)

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月11日

ロシアの航空チャート

昨日は横田基地でイベントがあって、空軍パイロットとか自家用飛行機のオーナー様とかすごい人がいっぱい集まってました。私なんか全然飛べないヒヨコ以下のくせに、なぜか会場に紛れ込んでチンプンカンプンな話を一生懸命聞くフリをしていた次第です。

そしたら大先輩から耳より情報が!入手困難なシベリアの道路地図ですが、東京の丸善に行けば世界中の航空チャートが手に入るらしい!もちろんロシア全土もカバーされているとか。いやそんな素敵なものが簡単に手に入っていいの?早速この目で確かめなければ。

ってなわけで、行って来ました。丸の内オアゾの丸善本店へ。「すみませーん、ロシアの航空地図ありますか。。。?」と恐る恐る聞いてみたら「あ、ありますよ」と即答。で、案内して貰ったのが、世界航空地形図のコーナーでした。World Aeronautical Chartと言うものでアメリカ運輸省が発行しているらしい。日本では神保町のマップハウスという会社が代理店をやってるという事も分かりました。ブラボー。

こちら棚の上に『全世界を網羅する航空地形図です。市販の地図でカバーされていない辺境の地に行く人にオススメ』などと書いてあったので、さすが丸善!と思いつつ問題のハバロフスク~チタ間の謎の3000キロ区間に該当するチャートをチェック。結果、その区間はE-8およびE-9の2枚でカバーされる事が判明しました。

さすが航空チャートだけあって、緯度と経度の情報はバッチリです。ガーミンGPSとの相性は抜群に良さそう。しかも、思ったよりも詳細な内容で、かなり小さな町の名前も書いてあるし、どこがどう道で繋がっているのかも全部載ってます。値段も1枚1890円だし、悪くありません。こりゃすげー。よっしゃ買うぞ!と2枚ひっつかんでレジに向かったんですが。

。。。やっぱり考えなおして今回は買うのやめ。

航空チャートって必ず有効期限があるんですが、見てみたら"Current through 1987"って書いてある。何度目をゴシゴシしても「現在~1987年まで有効」って意味にしか読めない。つーか1987年ってまだロシアがソ連だった頃だよね。あのう、いま2010年なんですけど。いくらマイナーな地図だからって、骨董品にも程がありませんか。さすがに23年前の地図で知らない土地をドライブするチャレンジ精神はオイラにはありません。
もうこの瞬間に買う気ゼロ。

その後、新宿の紀伊国屋に寄ったらそこにも航空地形図が売られてて、同じくE-8とE-9をチェックしたんですが、こちらはちょっと新しくて1989年まで有効でした。
みんな!もっと買ってあげようよ、航空チャート。。。(おまえが言うな)

代わりといってはなんですが、以下の3つの道路地図を入手しました。
①ロシア全道路図(2010版)、②ヨーロッパ全道路図(2008-2010版)、③西アフリカ道路図(2007版)。現状ではすべて最新版扱いになります。

特に①や③はAmazonやネット書店で調べてもで売り切れ表示になっていたり、版が古すぎたりして諦めてたけど、大きな書店の本棚にいけば必ず最新版が手に入る事が判明しました(丸善だけでなく紀伊国屋にも置いてあった)。あ~行ってよかった。

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月9日

バイクが素敵な理由

バイクに乗ってた頃はクルマは全然興味なくて、クルマ生活になったらバイクに全然乗らなくなってしまいました。こういうパターンを辿る人は珍しくないはずですが、それでもまだバイクを降りたわけではないっ、て心の奥で思ってる自分、わけわからん。

20代の頃、狂ったようにバイクで駆け回っていた理由は何だったのでしょうね。雨に打たれて、風に凍えて、背中に重いザックをしょって。それ以外の荷物も一度車載したら次のストップまで中身を取り出すことも出来ない。実に不便で意味不明だと思うのですが、なぜそれでも乗り続けたか?その答えは「乗らずにはいられなかったから」。。。かな?

ライダーでない人がバイクに対して想像できる具体的なメリットって「バイクは渋滞関係ないからいいね」とか「維持費が安くていいね」ってのが大半なんですけど、その程度の事が理由だったら別にバイクに乗らずに電車にすればいい。ライダーの心の中を覗いてみると、その世界はもうちょっと深くて広いと思います。

バイクって不思議な乗り物で、圧倒的に自由な感覚が簡単に得られるんです。それは自分の身体能力が拡張した事に対する歓びなのかな、とも思う。つまり時速4kmでしか歩けなかったのが、いきなり時速60kmで移動できるようになる。これは凄いことです。生身の自分がそのままスーパーマンになったような快感が得られるんですね。

「風を感じる」っていうのは自分が空気を切り裂いている感覚です。車体が軽いので250cc程度の小排気量でも圧倒的な加速感を感じられる。エンジンの調子が良ければ、まるで空を飛んでいるような錯覚を覚えるし、夜道を照らしながら走る時なんかは自分が流れ星になったような感じがして、それだけで感動を覚えたこともあります。

ほかにも、コーナリング中に遠心力と一体化する快感とか、温度や湿度の変化をダイレクトに感じたりとか。たとえば山奥で橋を渡る時なんか、一瞬空気がヒンヤリして「あ、川だな」って感じる。こういう風に身体全体がセンサーになったような感覚はクルマでは得られないし、一度その快感を知ってしまうと、繰り返しそれを求めるようになる。それを味わうためだったら、雨も寒さも気にならないわけです。一種の中毒かも知れません。

じゃあ何で最近バイクに乗らなくなったんだろう?
ババアになって寒いのが苦手になったり、バイクでの走り疲れから回復するのに時間がかかるようになったから、乗ること自体に慎重になったというのもありますが。

もしかしたら時速60kmで走れる事が自分にとって当たり前になっちゃったのかも知れない。
だけどそういう身体感覚に新鮮さを覚えなくなってきたのは問題かも。。。
寒いけど、久々に山へ走りに行ってみようかな。

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月8日

ガーミン世界地図

ガーミン唯一の世界地図マップソース"World Map"のCD-ROMが届きました。こやつは14000円もするので私にとっては高級品ですが、ガーミン製品の中では爆安価格帯に位置づけられているためクォリティも低いのです。ちなみにヨーロッパ全土の詳細マップソースなんか4万円もする。買えるか、そんなもん。

さっそくPCにインストールして、懸案だったシベリアの道路をチェック。特にハバロフスク~チタの3000キロ区間は大いなる謎なので、そのへんどうなってるか知りたかったわけです。そしたら、十分に拡大すればですが、一応は全区間が何らかの道で繋がっている事は確認できました。よかったよかった。

で、このマップソース、全世界をカバーしてるんですよね。。。まぁもちろん日本やヨーロッパなんかのデータは粗すぎて使い物になりませんけど、せっかくだから西アフリカなんかどうよ?と好奇心が湧いてきて、前回砂に埋まって苦労したサハラの玄関口、ヌアディブ周辺を見てみたわけです。

ガーミンのマップソースで見るモロッコ・モーリタニア国境


あれ。。。国境と道の関係がなんかおかしくないですか?こんなV字型のルートを走った覚えはないし、だいたい国境をまたいでジグザグする道って普通ないでしょ。。。(あったとしても大昔のルートで、今は全く使われてないはず。。。)
慌てて、同じエリアをGoogle Mapで調べてみる私。

グーグルマップで見るモロッコ・モーリタニア国境


そう!こっちのが正しいですよ。一度モロッコ国境を抜けて内陸に入ってから、ヌアディブ行きとサハラ行きの道に別れるんT字路があるんです。といっても当時は道っていうか単なる「好き勝手なタイヤの痕跡」って感じでしたけど。。。なかなかやるな、Google Map。

じゃなーい!!! おーい、大丈夫かガーミン!なに無料のGoogle Mapに負けてるんだよ!遭難の元になるから、道判らないんだったらむしろ載せるなってんだコンチキショー。

うーん、そういえばガーミンもアメリカ企業だということを忘れていた。アメリカ人は国益にならない事は絶対に手を抜くからなぁ。ちょっと前まで喜んでいたシベリア道路の精度についても、にわかに疑いの気持ちが芽生えてきました。はふぅ。。。

にほんブログ村 ひとりごとへ

2010年1月7日

ホリエモン希望論

本屋の新刊コーナーでホリエモンの最新刊が平積みになってたのを発見したわけです。彼は最近1ヶ月くらいの間に立て続けに3冊以上も本出してます。即席ラーメンみたいに出版してるなぁ、すごいバイタリティだなぁ、と思いながら3冊ともパラパラめくって見ました。そのうちの「希望」論に目が釘付けになってしまった私。

帯の抜粋より:
僕の生き方というのは「川の流れに身をまかせる生き方」といっていいのじゃないかと思います。流れにまかせて、あえてもがかない。川を流れて下っていたら「あそこにおいしそうな果物がある」みたいなことになります。探すのでもなく、見ながらでもありません。川ですから当然、その先に滝があったっていいわけです。そうなったら「お、滝だあ」と思って受け入れるしかない。恐怖ですよ。でもそうなってしまったものはしょうがないから、「あ、落ちてる落ちてる」って思えばいいんですよ。楽しめばいいんです。

そう、この本も「俺は俺は!!」って感じではあるんだけど、あーすごいなあ、この人腹据わってるな~、余計なことゴチャゴチャ考えないんだな~、って尊敬しました。こっちは些細な事でも動揺してしまうし、それが原因で凹んで何年も棒に振ることだってある。そんなのはもういやだ、起こる出来事をすべて受け入れてよしとする、そんな秘訣があるなら知りたいとずっと思っていたけど、その答えをホリエモンが知っていたとは。

ライブドア事件のとき、ホリエモンの挑発的な発言を見聞きして「切れ者だけど、人間味のない人だなあ。もっと友好的に立ち回ればいいのに」って思ってた自分。この人にはロマンスとか友情とか一切なさそうで、それが非人間的に見えたんですね。ところがそんな自分も色々経験してくうちにだんだん、愛情とか友情とかに執着して一喜一憂するドラマを生きる自分のほうが寝ぼけてるんじゃないかと思うようになってきた。

ドラマに浸りきって浮かれたり凹んだりしている間は、できるはずの事に全く集中できてない。そういう時の自分は1年間引きこもって、どこも行かず何もしなかったりとかするわけです。それって要するに時間の無駄ですよね?結局今まで自分が「人間味」だと思っていたものは幻で、実情は単なるエネルギーの無駄使いだったのだと思います。

ホリエモンは周りの人々を観察しながら「なんで文句言いながら仕事すんの?なんで暇なのに忙しいっていうの?みんなの方がヘンだろ」って言ってる。さらに郵便いらない、総務省はいらない、文部科学省はいらない、大学まで全部タダにすればいい、法律は少ないほどいい。。。しまいにはベーシック・インカムを導入すればいい、とまで言うわけです。

どれをとっても今の日本にとっては先進的すぎて受け入れられないかも知れない。けれど、世界は確実にその流れに乗っているし、日本も無関係ではいられないでしょう。特にベーシック・インカムは面白い考えだと思う。「仕事がなければ飢え死に」という恐怖から解放されたら、日本はどんなに変わるかな。

いろんな意味で、心が自由になる一冊でした。

にほんブログ村 ひとりごとへ