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2009年6月4日

静岡空港に思うこと

よく考えたら今日が問題の静岡空港の開港だったようで。個人的には空港は嫌いじゃないので、静岡に新しい空港が出来て良かったねと言いたい所なんですが、地元の方々の反対の仕方を見ていると、さすがに進め方がまずかったのでは。。。と感じます。

立ち木問題で知事の辞職と引き換えに開港にこぎつけたという話は有名ですが、その裏で抗議のために焼身自殺までしてる人がいるというのは異様な事態です。どちらの言い分が是か非かは私には分かりませんが、とにかくここまで相手を怒らせる事が出来たという事実がすごい。

たぶん地元の人々の事をほとんど考えてなかったのじゃないかな。そうなると空港なんて一部のビジネスマンや海外旅行に行くような人々にしかメリットはないわけで、大多数の人にとっては税金の無駄遣いに見えたとしても不思議ではありません。

ただ、空港で子供たちがデッキに張り付いて喜んでいるのを見ると、空港って本来は夢がある場所でそれ自体が絶対悪だとは思いません。だけどそのためにはまず、富裕層ではなく一般の人々の合意がなければ意味がないのでは。アメリカは国をあげてその辺をうまくやってるのですが、日本はそういう解決策が視野に入っていない気がします。

そもそも、構想から20年も時間があったのなら、空港の用途や環境問題も含めた双方の話し合いの舵取り次第で、新空港を活用しようという前向きな機運を形成をすることだって出来たはずなのに。つっても本当のところは建設工事をすること自体が県の目的だったように思われますが。
ヒトゴトではないような雰囲気で、ちょっと複雑な心境です。

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